何かありそうで何もない

Yet Still Here We Are

無題

本当はこんなことを書きたくなかった。自分のことなど書きたくなかった。あるいは自分のことでもいいから誰かのために書きたかった。そんな自惚れたことを考えていた。しかし今私は自分のことを自分のために書いている。浅ましいのは、そうであるならばこの…

無題

敬愛しているアニメスタジオに起きたこと、奪われた過去と今と未来の大きさに対して、自分は今表明できるような言葉を持たない。しかし何も言わないままに別のことを書く気にもどうもなれないので、今回はそれと前後してふと考えた、関係あるような無いよう…

FINAL FANTASY XV(FF15)エンディングテーマ「Too Much Is Never Enough」和訳+解釈&考察

盛大なネタバレ注意。クリア後に見てください。英語はフィーリングのため間違いがあったらすみません。FF15は日本語と英語の実況動画を交互に見ながら一周。イタリック体が歌詞。繰り返し部分省略。*が解釈と考察。複数通りの可能性が考えられたものは、番…

高3限定ー梶本レイカ:暴力や搾取に意味はあるのか。

高3限定を読んだ。BL漫画において、「読まれなければならない」と思った作品は、これが初めてかもしれない。 前回こちらで感想を書いた「ミ・ディアブロ」と同じ梶本レイカ先生の作品。そもそもこの作家さんに出会ったのは、「高3限定」を人から勧められた…

社会不適合者の帰属意識。年末の有明。コミックマーケットという純粋日本社会。

毎年夏と冬に有明に行くようになって、かれこれ10年を数える。 初めてコミックマーケットに参加したのは中学二年生の冬。当時好きだった個人サイトの方がサークルを出すというので初めてその名を耳にし、一体それがどんなイベントなのかも曖昧なまま、朝8時…

ミ・ディアブロー梶本レイカ:欺きあいながら誰よりも互いに誠実であった二人。

オススメのBL漫画。小田原から東京へ向かう東名高速道路の上で読んだ。窓の外、過ぎ去る景色を何一つ覚えていない。普段車酔いしやすい頭がやけに冴え渡って、たぶんあまりに引き込まれていたがために三半規管さえ麻痺していたのだと思う。貪るように気づけ…